解決事例

家族信託・お客様インタビュー O様

ご相談者
神戸市中央区 O様
ご相談内容
一人暮らしをしている90歳を超えた母の財産管理が配です。母が認知症になれば預貯金の管理が出来なくなり、自宅も売却できなくなると聞きました。いざという時、自宅を売却できるような形をとっておきたいのですが、何かよい方法はないでしょうか。
解決内容
お母様の預貯金の管理と、将来自宅を売却することも念頭においた家族信託を締結することをご提案いたしました。

自宅以外にも不動産をお持ちでしたが、そちらは信託財産とはしませんでした。そこで、家族信託の契約とともに公正証書遺言書を作成することで、お母さまの相続の際にはご相談者の方と他の相続人の方とが公平に相続できるよう、信託契約と遺言書の内容を設計いたしました。

お客様インタビュー

家族信託を検討されたきっかけを教えてください。
税理士の先生に相談したところ、家族信託を検討してみてはどうかとアドバイスを受けました。そこで税理士の先生から国本司法書士事務所を紹介してもらいました。
信託契約の締結に向けて、何度も打合せをさせていただきました。信託契約を行う上で不安だったことはありますか?
(受益者代理人であるO様のご主人)
信託契約書には普段使わない言葉が多くでてきましたので、受託者としてちゃんと理解できるのか、と不安もありました。ですが受益者代理人として信託の運営に携わっていきますので、しっかりと受託者をサポートしていこうと思っています。国本司法書士もぜひサポートをお願いしますね。
二女の方には第二受託者に、O様の長男の方(委託者のお孫さん)には第二受益者代理人になって頂きます。家族全員を巻き込んでの家族信託ですが、契約にあたって皆さんには家族会議をしていただきました。
(委託者の長女で受託者のO様)
妹(二女の方)とも母の財産のこと、これからの事、そして相続のことをじっくりと話をすることが出来ました。家族信託を通じて、前倒しで話が出来たことで、これからの問題点を具体的に家族で話を出来たことが一番の実りでした。
O様方には受託者、受益者代理人としてこれからお母様の財産管理を行っていただきます。今後の抱負をお聞かせください。
信託財産として預かった財産を上手く運用することで、母がこれからの生活で困らないように、母が幸せな状態で最後まで過ごせるようにしてあげたいと思っています。
実際に家族信託の契約をされた感想をお聞かせ下さい。
施設に入るとなると費用が掛かります。そのために自宅を売ろうと思っても認知症になれば売却することが出来ません。

ですが、母の家なのだからその家を母のために使ってあげたい。そのためには家族信託は理想の制度だと思います。

将来、自分たちも委託者になる立場です。みなさんにとって家族信託がもっと使いやすい制度になればいいですね。もっと家族信託が普及すればいいのにな、と思います。
委託者であるお母様は94歳。私がお会いした際に「財産の管理をしてもらったら安心だわ。楽になりたい」とおっしゃっていましたね。
母が元気なうちに何とか家族信託をすることが出来てほっとしました。判断能力がなくなれば契約が出来ませんので「時期が大切なのだ」と思いました。
■国本からのひとこと
お一人でしっかりと暮らしていらっしゃるお母様。ですが、やはりご家族にとっては財産のこと、これからのお母様の事が心配ですよね。

まずは家族信託をすることで、お母さまの財産を守っていける形が出来たと思います。

最後にO様のご主人がこうおっしゃっていました。
「家族信託を締結したので、これからは第二ステップです。母の生活をより豊かにできる方法を考えていきます」

お母様には打合せで何度もお会いさせて頂きました。とても素敵なお母様。

そんなお母様のこれからのことを一番に考えられているO様ご家族にお会いできたことに感謝です。
これから家族信託の法的部分をサポートさせていただきますので、末永くよろしくお願いいたします!

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