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大阪の歴史散策〜佐賀藩大坂蔵屋敷の現在は大阪地方裁判所
司法書士の仕事は事務所にいるよりも外出していることが多いんです。
銀行や法務局へ行ったりと思った以上に肉体労働かも。
でも、私にとっては大阪、神戸と色々な場所を訪れることができるので、
事務所にいるより外を回っているのが楽しいんですよね。
それに、街を歩いていると大好きな歴史の風景とふとした瞬間に出会えるのが何よりもの楽しみ。
大阪法務局 北出張所へよく行きます。
大阪駅からだと、
日中は静かな北新地を右手に梅田新道を通り、古美術商と法律事務所が立ち並ぶ老松通りに入って、
大阪地方裁判所の北側を東に行くルートをよく通ります。
先日は、少し道を変えて大阪地方裁判所の南側を通ってみると、
*大阪地方裁判所の南側に立つ碑。その東側に大阪法務局北出張所があります。
なんと「佐賀藩蔵屋敷跡」の碑を発見!
ここ淀屋橋界隈は、江戸時代「天下の台所」と称された大坂の当時、多い時で110を超える諸藩の蔵屋敷が立ち並んでいた場所。
大坂地方裁判所は、鍋島焼や伊万里焼で有名な佐賀藩の大坂蔵屋敷の跡に建っていたんですね〜。
知らなかったです。
事務所に戻ってから、色々と調べてみると、
佐賀藩の大坂蔵屋敷内には、米蔵だけでなく、
伊万里焼陶器のための専用の蔵や蔵屋敷の鎮守として勧請された神社もあったそうです。
米だけでなく昆布、大豆、紙などの各地の特産物が大坂に集まる。
物と一緒に人も全国から集まってくる。
豊かになれば経済だけでなく文化も栄え、
近松門左衛門、井原西鶴が生れ、緒方洪庵による医学も発達する。
大坂の文化だけでなく日本の文化の基盤を支えたのが、大坂の蔵屋敷なのかもしれませんね。
北浜から中之島、淀屋橋、堂島あたりまで諸藩の蔵屋敷がずら〜っと立ち並んでいる姿を想像すると、
「白壁と瓦葺の蔵が堂島川の川面に光る中で、諸国からからやってきた武士たちが歩いている」
そんな様子を想像しながら法務局へ向かいました。
今度は、古地図を持って大坂の街を歩いてみようかな〜。
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