解決事例

家族信託・お客様インタビュー T様

ご相談者
(お父様)西宮市 T様 (長男様)西宮市 T様 (長女様)兵庫県川辺郡 T様
ご相談内容
西宮市の実家で父が1人で暮らしています。今はまだ元気な父ですが、父のこれからの生活のこと特にお金のことが一番心配です。
「家族信託」という言葉は以前から知っており、本も読んだこともあります。
私(長男T様)が家族信託セミナーに参加し、妹(長女T様)に家族信託のことを相談しました。
解決内容
92歳になられるお父様はまだまだお体もとても元気でいらっしゃいます。実家での一人暮らしも長く、自分の生活のリズムに合わせて無理なく毎日を過ごされており、なるだけ今の生活を維持しながら暮らしていけたら、というのがご本人の希望でもありました。

とは言っても、いつまでも一人で暮らしていけるとは限りません。その時に問題になるのが実家の不動産と預貯金の管理です。

そこで、介護施設等の入居に備えて、実家を売却できるよう長女様を受託者とする信託契約をお父様と長女様との間で締結していただきました。

お客様インタビュー

家族信託を検討されたきっかけを教えてください。
(長女様)今年(2019年)の春ごろ、テレビや新聞で家族信託のことを知りました。今年の夏、兄(長男のT様)が家族信託のセミナーに参加しましたので、セミナーのあと兄と家族信託について相談をいたしました。
家族信託のことをお父様にお話された際、お父様は何とおっしゃっていましたか。
(長男様)父に家族信託のことを伝えると、父は最初「家族信託って何なんだ」と言っていました。認知症になった場合に備えて父が元気なうちに家族に父の財産を託しておく制度だと説明すると、父は「認知症になった時に考えればいい、いま考えることではない」と家族信託には否定的な考えでした。

ところが、父がいつも参加している体操クラブのお友達の方で家族信託のことをよくご存じの方がいたようで、「子供と家族信託ができるなら、いいことじゃないか」と言ってもらえたそうで、この言葉がきっかけで父も家族信託について前向きに考えてくれるようになりました。
家族信託のことを知るまでは、具体的にどんなことが心配でしたか。
(長女様)やはり父が将来、実家で生活ができなくなったときのことが心配でした。年金だけでは施設費用など不足しそうで、そうなると実家の土地や建物を売却せざるを得ない。ですが父が認知症で判断能力がなければ売却もなかなか難しくなる。せっかく父名義の不動産があるのだから、売却して父には安心して満足ゆく生活を送ってほしい、何かいい方法がないだろうか、と心配していました。
家族信託セミナーに参加された後、長男様と長女様で話をされ「家族信託をやろう!」と思われたきっかけはなんですか。
(長男様)家族信託は「保険」と同じだ、ということでしょうか。
いま父が元気なうちに家族で信託契約をしておけば、万が一父の判断能力が低下しても、子供である私たちが父のために財産を管理することができる、という安堵感、安心感が得られるということだと思います。
(受託者の長女様へ)信託契約書の締結が無事に終わった今の感想をお聞かせください。
(長女様)父は92歳ですがまだまだ元気で一人で暮らしてくれていますので、実家を売却することになるのは、まだ先の話になりそうです。
先日、信託金銭の預け入れをした信託口口座の通帳が三井住友信託銀行神戸支店から届きました。通帳をみると、改めて受託者として父の財産を預かっているのだという思いがして、少し緊張しています。
受託者としてしっかりと信託を理解し財産を管理していこうと思います。
(受益者代理人の長男様へ)これからの抱負をお聞かせください。
(長男様)受託者である妹がしっかりと父の財産を管理してくれています。父のために受託者をしっかりとサポートしていきたいと思います。
今日は欠席されていらっしゃるお父様ですが、打合せに何度も国本司法書士事務所に来ていただきました。
(長女様)司法書士というと、硬くで難しそうなイメージですが、複雑な信託契約書の内容も分かりやすく説明してもらったので、父も理解できたのではないでしょうか。女性の司法書士さんですので、父も緊張せず親しみを持つことができ最後まで打合せに来れたと思います。
最後に家族信託を行うかどうか悩んでいらっしゃる方にひと言メッセージをお願いいたします。
(長男様)家族信託はまだまだ歴史が浅いので、不安があるかもしれませんが、家族に財産を託す家族信託なら「安心」が得ることができます。将来どうなるのだろうかと不安を抱えているよりも、保険だと思えば家族信託で「心の安定」を得ることができるはずです。
■国本からひと言
不動産を信託財産とした場合、信託契約の締結後、不動産の名義書換の登記を申請いたします。登記が完了したのち、色々な書類をお渡しするためご家族の皆様にはもう一度国本司法書士事務所に来ていただきます。

そして、書類のご返却時に、ご家族の皆様にはインタビューをさせて頂くのですが、とても活動的なお父様で、インタビュー当日はお友達と予定のためお父様は欠席されました。

お父さまにお会いできませんでしたので、残念だなあ、と思っていた所、翌日、お父様から事務所にお電話をいただき「いろいろ有難う!これでこれからの事が安心です」、そんなお電話をいただきました。

まだまだとてもお元気でいらっしゃるので、受託者の方が信託契約に基づいて不動産を売却する必要もないかもしれません。でも、元気なうちに備えておくだけで、これからの事が安心できますよね。

お父さまから頂いたお電話で、私自身改めて「家族信託で安心を」を多くの方に広めていきたいな、そんな想いを強くすることができました。

T様のご家族とは、信託を通じてこれから長いお付き合いが始まります。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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