先日、遺産承継業務として預貯金の解約手続を担当させていただきました。

お亡くなりになられた女性は、私の事務所の近くにお住まいの方でしたが、夫と子がいらっしゃらなかったため、亡くなられた方のお姉さまたち３人が相続人になられました。

相続人の方はみなさん遠方にお住まいのため、相続手続のために神戸へお越しになられるのが難しい、と困っていらっしゃる中、相続人の一人のお子さんが、国本司法書士事務所のホームページをインターネットでみつけてください、お問合せをいただきました。

お亡くなりになられた方は、国本司法書士事務所の近くにある金融機関数行で預貯金口座をお持ちでした。

遠方からでしたが、まずは、相続人のお一人の方に事務所にお越しいただき、預貯金の解約手続の流れや、相続人の方への分配方法についてご説明させていただきました。

その後、相続人全員の方と当事務所との間で、遺産承継業務委任契約の締結を行いました。

預貯金の解約金をどのように分配するのかについては、相続人全員で協議をしていただきました。

話し合いの結果をお伺いし私の方で「遺産分割協議書」を作成いたしました。

遺産分割協議の内容は、葬儀費用や各相続人が立替えている諸費用そして国本司法書士事務所の報酬等を全て解約金で精算し、その後の残金を協議に基づいた割合により各相続人が承継する、というものでした。

このような遺産分割協議の内容の場合、私が遺産承継業務受任者として各預貯金を解約し、その解約金を司法書士の専用口座で保管させていただくことにしています。保管している解約金から報酬等を受領させていただき、その後、残金を遺産分割協議の内容の基づいて各相続人の方に送金いたします。

送金を行う前に、各相続人の方が実際に受け取られる金額がいくらになるのかをまとめた「精算表」を作成します。そして、送金前に、必ず相続人全員の方へ精算表についてご説明を行っています。

相続人の皆様に事務所にお越しいただける場合は、事務所で精算表についてご説明を行うのですが、今回は、相続人の皆様が遠方でいらっしゃいましたので、まずは精算表を郵送でお送りし、お手元に届く頃を見計らって各相続人の方にお電話を差し上げました。

計算方法や各相続人の方が実際に受け取られる金額を確認していただき、相続人全員の方に了解をいただいたのち、ご指定いただいた口座へ解約金の残金を送金いたしました。

また、亡くなられた方のご自宅の遺品整理が必要だったため、知り合いの遺品整理会社をご紹介させて頂きました。よい会社を紹介してもらったと、とても喜んでいただきました。

相続人のお一人から次のような「お客様の声」をいただきました。

お客様からいただく応援メッセージは、私やスタッフに仕事に対する情熱ややりがいを与えてくれます。

そんなお客様の声をいただき、感謝です。

国本司法書士事務所では、相続登記、遺言、家族信託のご相談を随時受け付けております。

ご相談は完全予約制ですので、問い合わせフォームまたはお電話で事前にご予約をお願い致します。